出典つきの夢占い
その解釈が、どの本のどこに書いてあるかまで出します
世の中の夢占いは「猫の夢は自由の象徴です」と書きますが、それが誰の言ったことなのかは書きません。ここでは逆に、古い夢の書が実際に何と書いているかだけを出します。原文と、その本の何篇に載っているかまで並べているので、気に入らない答えが出たときは出どころのほうを疑えます。
いま載せているのは39のモチーフ、167件の条文です。原文を確認できなかった夢は、それらしい意味を作って埋めていません。
全39件
使っている本
周の周公旦がまとめたと伝えられてきた夢判断の書。ただし現在では、周公旦の名を借りた後世の書と考えられています。四字ずつの句で「〜すれば〜」と吉凶を示す形式で、天地・身体・衣服・飲食・動物など二十六の項目に分かれています。20世紀初めに敦煌から『新集周公解夢書』の写本が見つかっており、唐の時代にはすでに同種の夢の書が使われていたことが分かっています。
本文の確認先: 中國哲學書電子化計劃(ctext.org)所収の『周公解夢』(リンク)
パピルス・チェスター・ビーティー III と呼ばれる文書に書かれた、現存する最古級の夢判断の書。「もし人が夢の中で〜を見たなら」という書き出しで100件あまりの夢を並べ、吉と凶に分けて意味を記しています。凶の項目は赤いインクで書き分けられていました。大英博物館蔵。
本文の確認先: 大英博物館の所蔵記録(EA10683,3 = パピルス・チェスター・ビーティー3)。項目そのものは原典の校訂本ではなく、一般向けの解説記事で繰り返し紹介されているものを採っています(リンク)
このページの立ち位置
ここに並んでいるのは、1000年前や3000年前の人が、その夢をどう受け取ったかです。これから何が起きるかを当てるものではありません。古い本の吉凶がいまの暮らしにそのまま当てはまらないのは、たとえば「棺を家に入れる夢は出世する」という項目を見れば分かります。これは中国語で「棺」と「官」が同じ音だからで、日本語で夢を見ている人には効かない理屈です。
それでも、水に入る夢を古代エジプトも古代中国も「清め」と読んでいたことや、怖い夢ほど吉に置かれていることは、読み物としておもしろいところです。
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